AWS SAP-C02合格記

AWS

はじめに

2023年6月にAWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP-C02)に合格したので、
体験記を書きます。

記事の大半は戯言なので、勉強方法等を知りたい方はこちらまで飛んでください。

後述ですが3回受けて2回落ちてます。
一度目は尿意
二度目は慢心により敗北を期しました。

なぜ受験したのか?

2023年2月頃に会社から依頼があったので取得しました。
詳しくは知らないけど、お客様から依頼があったそうです。

お手当もらえるよ!という話だったので、食いつきました。
一発合格したら…という制限付きだったので、今回はもらえなかったです。

でも、受験料は負担してくれました。ありがとう弊社!

受験する前の私のレベル

EC2がサーバー?だよね?

S3が、なんかファイルとか保存できるところ。

当ブログは、lightsailってやつで稼働しててWordPressが動いている。

というレベルでした。まあ、ほぼ知識なしですね。

もし、同じ状態でAWS SAPを受験しようとする愚か者がいるのであれば、是非参考にしてほしいです。

勉強期間

大体4ヶ月です。
平日は、勉強するときは1時間。休日は前日に2時間くらい。
途中、業務やら子育て忙しくなって勉強できなかったりしたんで、100時間前後だと思います。

勉強方法

サンプル問題を解いてみる

公式サイトのサンプル問題の問題を解いてみましたが、はっきり言って1から100まで分からなかったです。
もはや、問題文と選択肢をみても「え?なに?日本語ですかこれ?」ってレベルでした。

書籍の購入(0ヶ月 〜 1ヶ月)

問題集を解くレベルではないと思い。書籍を購入しました。

他の合格者のブログを見ると、「参考書は不要!過去問解け!」みたいなこと言っている方もいますが、全く知識なしで、当試験に挑もうとする狂った人にはそれなりに有効かと思います。

参考書は3回読みました。あれこれ手を出すよりは、同じ参考書を繰り返し読んだほうが良いと思います。
テキストの内容も最初は「日本語でおk」レベルでしたが、
3回読めば「多分日本語で書いてあるっぽいね」レベルまで理解が進みます。

ただし、テキストだけでは確実に知識不足です。

問題集を解いてみる

試験日の3日前くらいにふと思い立ち、TechStockというサービスに登録しました。

結果としては、めちゃめちゃいい判断でした。
というかこのサービスのおかげで受かったと言っても過言ではないです。

とはいえ、初回は解説を見ても意味が理解できなかったので、
「この文言が出てきたらこの選択肢」位の感覚で全問解きました。

試験を受ける(1回目)

全く自信はありませんでしたが試験を受けました。
受験時期は3月後半だったので、当時の勉強期間は1ヶ月ちょいだったと思います。

ど素人が1ヶ月ちょっと勉強して受けるとか舐め腐ってますね。

奇跡的な確率で適当にマークした問題が全部合ってて合格したらラッキーくらいの感覚でした。
センター試験とか難関私立大学を記念受験するノリです。

ちなみに自宅受験にて受験しました。
受験日の関係で試験管の言語は英語でした。

「I am not good at English, so I want to communicate in text chat.」

と依頼したらチャットでのコミュニケーションで対応してくれました。

be good at ~: ◯◯が上手である
want to ~: ◯◯したい

be good atの否定なので、「私は英語が得意でない。」
wantはto不定詞を取る動詞ですね。

チャットでのconversationはTOEICのスコアが500レベルの私でも理解できる内容でした。
カメラで机の横撮れ、とか、スマートウォッチつけてないか手首見せろ、試験頑張れよ!
という内容だったと思います。

試験の感触

意外にも練習問題と同じような問題がチラホラ見つかり
「あ!これゼ◯でやった問題だ!」という状態でした。

わからない問題も、よくよく問題文を見れば理解できそうだったのでそれなりに手応えはありました。

試験中のトラブル

問題が残る65問を超えたあたりから、凄まじい尿意に襲われました。
やっとの思い出75問目の回答を終えたときには、下腹部が痛いレベルでした。

時間は20分ほど余っていて、見直しをしたいところでしたが尿意に耐えきれず断念。

一回目の受験結果

750点が合格ラインなのですが、スコアが721点と悪くないスコアを出していました。

結果「あれ?俺これ行けるわ。」状態になります。

試験結果を受け取った日に上司にチャットにて結果を連絡しましたが、
「次、受かりますわ。案外ちょろいっすね。さーせん」というイキリをカマしていました。

皆さんがお気付きの通り、この慢心が二回目の失敗につながるわけです。

2回目受験に向けて

一度目の受験で、以外にも良いスコアを出した私は「俺の勉強方法は間違っていなかった。」という間違った方向への自信を持ってしまいます。

つまり、技術について理解を深めるのではなく、テクニックで乗り切ろうとしていたのです。

一回目と同様に、「はい。この文言が出てたらこの選択肢なんだね。次の問題に行ってみよう」というアホな予備校講師のような勉強をして受験しました。

二回目の受験結果

いや、スコア落ちとるやないかい。
私の中のアホな予備校講師に槍で刺し、上司に報告をしました。

上司からは一言「残念でした」という、どういう感情なのか分からないコメントだけいただきました。

3回目受験に向けて

2回目の受験時に「AWS 認定 再受験無料キャンペーン」で申し込みをしており、
3回目の受験は無料だったので、ダメ元で受けてみることにしました。

さすがに会社からのご褒美は貰えないと思うし、言ってた期限切れちゃってるし、
どうせなら、と、きちんと正攻法で勉強をして受験をすることにしました。
アホな予備校講師よさらば。

ぶっちゃけモチベーションはクソほど下がっていましたが、
会社から「受かったら受験料は担保してあげるよ」という有り難いお言葉を頂いていたので、
受験料を取り戻すための闘いを始めることにしました。

必要なのは走り続けることじゃない 走り始め続けることだ

「オールドルーキー」竹原ピストル

ありがとう。竹原ピストル。

正攻法で勉強をする

正攻法とは言ったものの、実際にサービスを利用して勉強してしまうと永遠に試験を受けない気がしたので飽くまで試験対策のための勉強をしました。

知識を吸収する

Jayendra’s Cloud Certification Blog

AWS SAPの試験内の知識はJayendra’s Cloud Certification Blogにまとまっています。
英語で書かれているので、理解が曖昧なところはChatGPTに自分の理解が合っていそうか聞きながら勉強しました。

chatGPTへの質問

例えば下記のようなプロンプトで認識合わせを行いました。

nekonisi
nekonisi
下記の認識は正しいですか?
SCPはアカウントに紐づくものであり、特定のユーザやロールに紐づくものではない。
 
ChatGPTの回答

あなたの認識は正しいです。

AWSのサービス制御ポリシー(Service Control Policies、SCP)は、アカウントレベルで適用されるポリシーです。SCPは、アカウント内のすべてのユーザー、ロール、リソースに対して一括で適用されます。SCPは、特定のアカウントまたは組織単位でのAWSリソースの制御を目的としており、組織全体で一貫性のあるポリシーを実施するために使用されます。

SCPは、AWS Organizationsを使用して管理されるアカウントグループに関連付けることができます。SCPによって、アカウント内のユーザーやロールに対する権限やリソースへのアクセスを制御することができます。例えば、特定のサービスへのアクセスを制限したり、アカウント内のリソースの特定の設定を制約したりすることができます。

ただし、ユーザーやロールに個別に紐づくポリシーとは異なり、SCPはアカウントレベルでの制御を行います。各ユーザーやロールには、SCPによって許可された範囲内でのみアクセス権限が与えられます。

したがって、アカウントに紐づくポリシーとしてSCPを使用することで、アカウント内のユーザーやロールのアクセス権限を制御することができます。

1聞いたら10で返してくれるchatGPTさんマジ優秀。
たまに嘘を教えてくるので、AWSの公式ドキュメント等で裏を取ったほうがいいと思います。

Blackbeltの視聴

さらに家事中や子供の面倒を見ているときは、Amazon Web Services Japan 公式のチャンネルで公開されているBlackbeltの動画を視聴していました。

サービスの概要を掴みたいときは良いと思います。

知識をまとめる

学習した内容をまとめるために、私はGoogle Keepを利用しました。

紙のノートも一冊作成しましたが、やはり「後で参照できない」、「検索ができない」、「字が汚い」等の理由でGoogle Keepに移行しました。

Google Keepを採用した理由は、「手軽だから」の一言に尽きます。
Android端末からもサクサク参照できますし、図なんかも簡単に添付できて良いと思います。

ただ、すべての文字がプレーンで構造的な文章を作成できないところがネックかなと思います。

学習内容をまとめるためのフォーマットとして、下記を検討しました。

  • 紙のノート
  • Google Keep
  • OneNote
  • Evernote

時間とか、自分の知識レベル等を吟味して方法を選ぶといいと思います。
途中でOneNoteに浮気しそうになりましたがグッとこらえました。

今、DBスペシャリストの勉強中なので、OneNoteを採用しようと思います。

いつか比較記事作成したいですね。いつか。

模試&模試&模試

おそらく、どこの記事を参照しても書いてあると思いますが

受かりたければ問題を解け

その一言に尽きます。

私はTechStock一本で合格しました。
とりあえず全部解いて、復習あるのみです。

繰り返せば繰り返すほど記憶は定着します。
解説が丁寧なので、ある程度知識を持っている人はTechStock一本でも受かると思います。マジで

ちなみに、私はTechStockの回し者でもないですし、アフィリエイトもありません。

3回目の受験

というわけで、スコア798で合格しました。

試験中、明らかに手応えはありましたし、「受かったわ俺」って感じでした。

まとめ

長々と書きましたが、総括すると

受かりたければ問題を解け

この一言に尽きます。

あと、久々にきちんと勉強できて楽しかったです。

会社からの依頼ということで、同僚に明言していたので、それなりのプレッシャーもありましたので
「試験受験を公言する」なんてのも試験対策の一環として良いかもしれません。

6月分の給与で受験料も負担してくれました。ありがとう弊社。

以上

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