アルコールを辞めた話

お酒日記

禁煙してもう3年になる。
煙草を吸いたいという気持ちはほとんどない。
年に1度か2度、仕事が忙しくなって徹夜作業が多くなってくると、煙草とコーヒーが欲しくなるが
匂いや吸った感じを想像すると、気持ち悪くて辞めてしまう。

私の禁煙歴は、イコール結婚歴になる。
当時住んでいたアパートの鍵を不動産屋に返却して、最寄り駅の西新宿駅から大阪行きの新幹線に乗る道中の喫煙所でポケットの中でクシャクシャになったセブンスターの箱から取り出した最後の一本を吸ったきりだ。

あれほど「辞められない」と思っていた煙草も、新婚生活の中ですっかり”忘れて”しまっていた。
結婚3年目、今度はアルコールを辞めようかと思う。

アルコールを辞める理由

酒を飲む理由は苦しいものがあるが、酒を飲まない理由は湧き出るように出てくる。
酒を飲まない理由を挙げていこうと思う。

身体に悪い

「酒は百薬の長」という諺があるが、どうやらThe Lancetという医学雑誌で否定されたらしい。

「身体に悪いもの」をわざわざお金を出して、身体に取り入れるのもどうかと思う。
睡眠の効率も落ちるらしいので、仕事のパフォーマンスも落ちるし、体力も落ちる。

あと物理的に怪我をする。前歯を折ったこともあったし、朝起きたら指が曲がっていたことや顔がボコボコに腫れていたことがあった。

良いことないじゃん。

人間関係を壊す

これが一番大きい理由かもしれない。

白状すると私はお酒を飲むと自制が効かなくなる。
効かなくなることが分かっているのにお酒を飲むのは相手を軽んじているのと一緒だと思う。

何度も色んな人に迷惑をかけたし、恥もかいた。
大切な人を悲しませたり、傷つけたりしたことがあった。

お酒のせいで疎遠になった友達もいるし、社会的な信用も失ったこともある。
独身の頃は何度もやり直せたけど今は違う。
私は父であり、夫なのだ。

「私がお酒を飲む」ということは自分の家族とお酒を天秤にかけて「お酒を選んだ」ということだ。

壊れた人間関係は二度と戻らないのだ。

お金がかかる

お酒はお金がかかる。
アルコールの購入自体にもお金がかかるが、なにかを壊したり、判断能力の低下で無駄なお金を使ってしまう。

あと失くし物をする。
お金で解決できるものなら、まだ可愛いものかもしれない。

時間を無駄にする

「お酒を飲んで楽しい時間を過ごす」ことができれば良いけれど、大抵は記憶力が低下して覚えていない。

翌日は二日酔いで気持ち悪いし、大抵時間を無駄にしてしまう。
人生の限られた時間をグロッキーに過ごしたくはない。

お酒の断り方

お酒を飲む人は一緒に飲みたがる。
自分も飲む人だったから気持ちが痛いほど分かる。

お酒を勧められた際に、どうすればスムーズにお酒を断るための戦略を考えてみた

自分の意志をしっかりと伝える

正攻法である。
素直に「飲みすぎてしまうから飲みたくない」と伝えて理解されるのが最善だと思う。

間違っても「身体に悪いからお酒は飲みたくない」と伝えてはいけない。

興醒めもいいところである。

飽くまで「こちらの勝手な都合で申し訳ないんですが…」というスタンスで行くのが良いと思う。

自分の親に「アルコール依存症に片足突っ込んでるから、もうお酒は飲みたくない」と伝えた際は「つまらない」「我儘だ」って叱られてしまったけれどね…

ポジティブな理由で断る

上記の方法だと場が醒める可能性があるので、ポジティブな理由で断る方法である。

具体的には、

  • 禁酒チャレンジ中なんだよね。現在3ヶ月、記録更新中!
  • 禁酒してたらめちゃめちゃ体調良いからこのまま続けてみようかと思う
  • 嫁さんの授乳期間が終わるまで一緒に禁酒中なんだよね
  • 試験の願掛けで禁酒中なんだよね。受かったらお祝いに一緒に飲もう

等である。

場も壊さないし良さそう

体調不良を理由に断る

「体調が悪いから辞めておく」「医者に止められているから」等の理由で断る方法である。

相手に心配をかけると申し訳ないので、ほどほどの理由にしておくのが良いと思う。

車の運転を予定に入れる

「このあと運転があるから飲めない」という理由で断る方法。

稀に「少しなら大丈夫」という人がいるけれど、そういう方は論外なので縁を切ったほうがいいと思う。

そもそも一緒に食事をしない

「お酒を勧められる」という状況を回避する方法である。

かなり力技なので最終手段である。

まとめ

自分の人生を省みて「お酒を飲んで良かったことは一度もない」ことを改めて感じた。

年末年始、お酒を勧められる機会があると思うがきっぱり断ろうと思った。
義父、実父に勧められた際にきちんと断ることができるように対策をして行こうと思う。

参考リンク

「酒は百薬の長」のはずでは? 少量でもNGの最新事情:日経ビジネス電子版

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